2020/07/30
福島のお客様より宅配買取ご依頼いただきました。
「原発のウソ (扶桑社新書)」小出裕章著
「自分に酔う人、酔わない人 (PHP新書)」勢古 浩爾著
「操体道入門 (宝島社新書)」中川 重雄著
「鬱の力 (幻冬舎新書)」五木 寛之 、 香山 リカ著
「「悩み」の正体 (岩波新書)」香山 リカ著
「脳と体の健康1分チェック (青春新書PLAYBOOKS)」松原 英多著
など 古書・古本・CD 40点程度
近畿は梅雨明けたのですが、ふと外をみると
大雨・・・ゲリラ豪雨の季節ですね。
不意の雨にお気を付けください。
今回は、ちょっと古い本ですが。ノベルズのご紹介。
「帝都探偵物語」赤木毅著 1998年刊行 です。
タイトルに探偵とありますが、推理ものではなく
怪奇大正ロマンアクション小説って感じでしょうか。
そういえばひと昔前はノベルズに今のラノベ的な位置づけの
小説多かったですよね。
この「帝都探偵物語」帝探は「明智小五郎と少年探偵団」っぽいお話です。
主人公、小暮十三郎は、アメリカ帰りの敏腕探偵・・ながら、あまり
仕事熱心とは言えず、金遣いも・・・
というわけで、小暮探偵社はいつも火の車。
舞い込む仕事は、やっかいな物ばかり。
で今回持ち込まれた仕事は・・・
という感じで始まり、第一巻のサブタイトルは「人造生命の秘密」
タイトルからわかるように、探偵小暮十三郎が数々の怪奇事件に
巻き込まれて、それを解決していくシリーズです。
軽いテンポで話は進んでいくのでぐいぐい話に
引き込まれていきます。かといって薄っぺらな
ストーリーではなく、最近のラノベにも負けてない
読後感が得られると思います。
美人秘書(礼乃さん)と少年助手(渡)の3人という
お約束的なメンバー構成で事件解決していくのですが
型にはまっているようで、はまっていないというか
その辺がうまいストーリー構成・キャラ設定になってて
聞いたことありそうな話だけど、新しいお話になってるという
赤木先生のうまさがにじみ出ているかと思います。
第1巻では人造人間(フランケンシュタイン)と戦い、
そのあと、人狼やミイラ、あとオペラ座の怪人をオマージュした
話もあったと思います。
13巻発行されてて、別にシリーズ的に終わってるわけではないのですが、
その後はぷっつり刊行されてません。
続き書いてほしいです。アニメ化されても全然おかしくないと思うのですがね~
赤木毅先生は、「書物狩人」シリーズ、「魔大陸の鷹」シリーズなんかも
面白いので、また機会があれば紹介いたします。
森川古書店では、出張・店頭での買取も受け付けております。
ぜひ一度ご利用ください。